2009,01,11, Sunday
まちづくりプランを提案してみた
いま住んでいる街について、まちづくり・まちおこしのプランを提案する機会があった。


息子の誕生を機に、子育ての環境をもとめて東京都心近くから、いまの街に移り住んで4回目の冬がきた。
わが家のある街は、都心から1時間圏。都会ではないが、さほど田舎でもない、いわゆる郊外型のベットタウン。宅地開発は比較的新しく、まだ若いほうの街だ。駅前通りは春になると植栽の花壇がツツジの花でいっぱいになり、街路樹の新緑がまぶしい。夏の昼間はそれなりに暑いが、朝夕は涼しい。市街地をはずれると水田が広がっているせいだろうか、都心の熱帯夜にくらべれば格段にしのぎやすい。秋は公園のコナラ林の色づきが美しく、落ち葉やドングリが子供たちの絶好の遊び道具になる。空気の澄む冬は、奥武蔵・秩父の山々をくっきりと見渡せる。白く輝く富士山は荘厳だ。

そんな、わがまちについて、アンオフィシャルの機会ながら、まちづくりプランをいくつか提案した。
タウン版グリーンカード
「このあたりは街路樹や植栽がきれい」という声をなんどか聞いて、誇らしく思ったことがある。県や市による道路整備事業ももちろんあるわけだが、駅前の花壇などは、「花植え」のボランティアによる献身的な取り組みにも支えられている。雑木林の再生・手入れも同様だ。そこで「タウン版グリーンカード」というアイデアを提案してみた。グリーンカードは、米国の永住権証明カードがよく知られているが、サッカーではフェアプレーを讚える審判のジャッジという使われ方もあるそうだ。
この「タウン版グリーンカード」は、その両方の意味をこめたもの。「人びとに癒しを与えてくれる花と緑を末永く守り育てていこう」「その緑と花を世話するボランティアたちの取り組みに感謝しよう」という趣旨。ボランティア活動に参加すると、自治体から「タウン版グリーンカード」が発行される。また、エコバッグの利用などでもカードを発行、エコな商品・サービスの購入に応じてポイントもたまる仕組み。

緑と花の住民票
主要な街路樹や植栽、パブリックな花壇をタウンのかけがえのない“住民”として登録するものが「緑と花の住民票」。住民票は、地域ポータルサイトで樹木種や開花時期などの解説(図鑑)とともに閲覧できる。またサイトには「花が咲きました」「手入れをしました」「紅葉がきれいです」といった四季折々の市民レポートも投稿できる。住民登録された樹木や花壇には、QRコードのあるプレートを設け、携帯電話でサイトの図鑑を参照したり、その場からレポートの投稿も。

ファーマーズサポートプログラム
フードマイレージの観点から「地産地消」の重要性が高まっている。「ファーマーズサポートプログラム」は、その地産地消を地域で普及させるためのプログラム。地場産の食材を一定量以上、販売・使用しているショップやレストランをサポーターショップとして認定、自治体の広報やサイトをはじめ、店頭の認定ステッカーなどによって市民に告知する。また地域サイトで生産者と生産環境を紹介するほか、消費者(市民)みずからが生産現場を視察できるファームツアーも定期的に実施する。
タウンソムリエ制度
地域の歴史、環境、産業などを“地元学”として学び、一定の知識を習得した人を認定・登録し、観光ガイド、暮らしのサポーターなどとして活躍してもらうというのが「タウンソムリエ」制度。広範な知識を有する「タウンマイスター」を頂点に、里山保全の知識に長けた「里山ソムリエ」、農産品に詳しい「ファームソムリエ」、環境にやさしい暮らしのアドバイザー「エコライフソムリエ」など部門を設ける。
ソムリエ養成にあたっては、地域の教育機関(大学など)や企業とも連携。「タウンソムリエ」資格を取得すると就職に有利、と雇用にも生きてくると、地域の大きなアドバンテージになるかも。また、タウンソムリエ資格取得のための講座は原則として無料、テキストや通信教育、ポータルサイトを活用したeラーニング、タウンペディア(地域百科事典)など学習機会も充実させる。

サイクルマリーナ
健康とエコ(自動車の代替交通)の両方の観点から自転車がクローズアップされている。わがまちのロケーションと空気を味わうにも自転車のスローな速度がちょうどよい。その拠点となるのが「サイクルマリーナ」、ヨットの停泊所をヒントにしたネーミングで、いわば自転車の港。マリーナには自分の自転車をデポしておけるほか、レンタルサイクルも用意,、休日や夏休み期間中には自転車メンテナンスのアドバイザーも常駐。マリーナを拠点に、レベルに応じたモデルサイクリングコースをいくつか設定し、マップや標識のほか、ナビゲーション用のハンディGPSのレンタルなどを整備。さらにウォーキングやジョギングの拠点としても活用。近隣の日帰り温泉施設とも提携、サイクリングやウォーキング、ジョギングのあとは、気軽に汗を流せる特典サービスも実施する。地域ポータルサイトには、ハンディGPSやデジタル万歩計で取得したデータを投稿できるコーナーを設け、コース情報を共有したり、累積距離・消費カロリーを競い合うゲームもできる。

タウンガーデン
これは既存の市民農園をもっと身近に活用してもらうためのプラン。次の4つの機能で構成する。(1)ファームガーデン=市民農園とその関連施設。(2)キッチンガーデン=デイキャンプ場、料理教室、料理講座、食育拠点。(3)ガーデンガーデン=庭づくり、都市の緑づくり拠点、里山保全拠点。(4)クラフトガーデン=市民工房、陶芸・手芸・絵画・DIYなどの工房とその講習会場、および農の手しごと継承拠点。さらに定期的にガーデンマーケット=市民バザール(フリーマーケット)を開催するほか、それぞれのガーデンでは、「里山ソムリエ」「ファームソムリエ」らが必要に応じて活動をサポートする。これらにサイクルマリーナなどの機能を加えて複合化する。またタウンガーデンには公衆無線LANや共有パソコンを整備、その場から栽培日記などの画像・動画をポータルサイト内の市民ブログにアップできる。

タウンインパク
地域ポータルサイトのコンテンツのひとつ、インターネット博覧会の地域版。タウンインパクでは、自治体主催の市民文化祭・芸術祭をはじめ、有志や同人による各種展覧会をサイト上で通年開催する。常設展示のほか、期間を定めた特別展やコンクール、さらに地域の企業によるビジネスショー(見本市)、学校の文化祭のネット版なども開催する。地域の文化・芸術および経済振興が目的で、企業誘致のねらいも。

と、こんな感じで思いつくままアイデアを提案してみたわけですが、実際には財源はどうする?運営主体は自治体か民間か、それとも3セクか?等々、いろいろ課題もあるでしょうね。でもせめて、役所の公聴課のような、かしこまった窓口ではなく、住民が自由に意見やアイデアを述べ合う場ってほしいですね。実現する、しないは別として、住んでいる街にもっと関心を持ち、夢を抱くためにも。
わが家のある街は、都心から1時間圏。都会ではないが、さほど田舎でもない、いわゆる郊外型のベットタウン。宅地開発は比較的新しく、まだ若いほうの街だ。駅前通りは春になると植栽の花壇がツツジの花でいっぱいになり、街路樹の新緑がまぶしい。夏の昼間はそれなりに暑いが、朝夕は涼しい。市街地をはずれると水田が広がっているせいだろうか、都心の熱帯夜にくらべれば格段にしのぎやすい。秋は公園のコナラ林の色づきが美しく、落ち葉やドングリが子供たちの絶好の遊び道具になる。空気の澄む冬は、奥武蔵・秩父の山々をくっきりと見渡せる。白く輝く富士山は荘厳だ。

そんな、わがまちについて、アンオフィシャルの機会ながら、まちづくりプランをいくつか提案した。
タウン版グリーンカード
「このあたりは街路樹や植栽がきれい」という声をなんどか聞いて、誇らしく思ったことがある。県や市による道路整備事業ももちろんあるわけだが、駅前の花壇などは、「花植え」のボランティアによる献身的な取り組みにも支えられている。雑木林の再生・手入れも同様だ。そこで「タウン版グリーンカード」というアイデアを提案してみた。グリーンカードは、米国の永住権証明カードがよく知られているが、サッカーではフェアプレーを讚える審判のジャッジという使われ方もあるそうだ。
この「タウン版グリーンカード」は、その両方の意味をこめたもの。「人びとに癒しを与えてくれる花と緑を末永く守り育てていこう」「その緑と花を世話するボランティアたちの取り組みに感謝しよう」という趣旨。ボランティア活動に参加すると、自治体から「タウン版グリーンカード」が発行される。また、エコバッグの利用などでもカードを発行、エコな商品・サービスの購入に応じてポイントもたまる仕組み。

緑と花の住民票
主要な街路樹や植栽、パブリックな花壇をタウンのかけがえのない“住民”として登録するものが「緑と花の住民票」。住民票は、地域ポータルサイトで樹木種や開花時期などの解説(図鑑)とともに閲覧できる。またサイトには「花が咲きました」「手入れをしました」「紅葉がきれいです」といった四季折々の市民レポートも投稿できる。住民登録された樹木や花壇には、QRコードのあるプレートを設け、携帯電話でサイトの図鑑を参照したり、その場からレポートの投稿も。

ファーマーズサポートプログラム
フードマイレージの観点から「地産地消」の重要性が高まっている。「ファーマーズサポートプログラム」は、その地産地消を地域で普及させるためのプログラム。地場産の食材を一定量以上、販売・使用しているショップやレストランをサポーターショップとして認定、自治体の広報やサイトをはじめ、店頭の認定ステッカーなどによって市民に告知する。また地域サイトで生産者と生産環境を紹介するほか、消費者(市民)みずからが生産現場を視察できるファームツアーも定期的に実施する。
タウンソムリエ制度
地域の歴史、環境、産業などを“地元学”として学び、一定の知識を習得した人を認定・登録し、観光ガイド、暮らしのサポーターなどとして活躍してもらうというのが「タウンソムリエ」制度。広範な知識を有する「タウンマイスター」を頂点に、里山保全の知識に長けた「里山ソムリエ」、農産品に詳しい「ファームソムリエ」、環境にやさしい暮らしのアドバイザー「エコライフソムリエ」など部門を設ける。
ソムリエ養成にあたっては、地域の教育機関(大学など)や企業とも連携。「タウンソムリエ」資格を取得すると就職に有利、と雇用にも生きてくると、地域の大きなアドバンテージになるかも。また、タウンソムリエ資格取得のための講座は原則として無料、テキストや通信教育、ポータルサイトを活用したeラーニング、タウンペディア(地域百科事典)など学習機会も充実させる。

サイクルマリーナ
健康とエコ(自動車の代替交通)の両方の観点から自転車がクローズアップされている。わがまちのロケーションと空気を味わうにも自転車のスローな速度がちょうどよい。その拠点となるのが「サイクルマリーナ」、ヨットの停泊所をヒントにしたネーミングで、いわば自転車の港。マリーナには自分の自転車をデポしておけるほか、レンタルサイクルも用意,、休日や夏休み期間中には自転車メンテナンスのアドバイザーも常駐。マリーナを拠点に、レベルに応じたモデルサイクリングコースをいくつか設定し、マップや標識のほか、ナビゲーション用のハンディGPSのレンタルなどを整備。さらにウォーキングやジョギングの拠点としても活用。近隣の日帰り温泉施設とも提携、サイクリングやウォーキング、ジョギングのあとは、気軽に汗を流せる特典サービスも実施する。地域ポータルサイトには、ハンディGPSやデジタル万歩計で取得したデータを投稿できるコーナーを設け、コース情報を共有したり、累積距離・消費カロリーを競い合うゲームもできる。

タウンガーデン
これは既存の市民農園をもっと身近に活用してもらうためのプラン。次の4つの機能で構成する。(1)ファームガーデン=市民農園とその関連施設。(2)キッチンガーデン=デイキャンプ場、料理教室、料理講座、食育拠点。(3)ガーデンガーデン=庭づくり、都市の緑づくり拠点、里山保全拠点。(4)クラフトガーデン=市民工房、陶芸・手芸・絵画・DIYなどの工房とその講習会場、および農の手しごと継承拠点。さらに定期的にガーデンマーケット=市民バザール(フリーマーケット)を開催するほか、それぞれのガーデンでは、「里山ソムリエ」「ファームソムリエ」らが必要に応じて活動をサポートする。これらにサイクルマリーナなどの機能を加えて複合化する。またタウンガーデンには公衆無線LANや共有パソコンを整備、その場から栽培日記などの画像・動画をポータルサイト内の市民ブログにアップできる。

タウンインパク
地域ポータルサイトのコンテンツのひとつ、インターネット博覧会の地域版。タウンインパクでは、自治体主催の市民文化祭・芸術祭をはじめ、有志や同人による各種展覧会をサイト上で通年開催する。常設展示のほか、期間を定めた特別展やコンクール、さらに地域の企業によるビジネスショー(見本市)、学校の文化祭のネット版なども開催する。地域の文化・芸術および経済振興が目的で、企業誘致のねらいも。

と、こんな感じで思いつくままアイデアを提案してみたわけですが、実際には財源はどうする?運営主体は自治体か民間か、それとも3セクか?等々、いろいろ課題もあるでしょうね。でもせめて、役所の公聴課のような、かしこまった窓口ではなく、住民が自由に意見やアイデアを述べ合う場ってほしいですね。実現する、しないは別として、住んでいる街にもっと関心を持ち、夢を抱くためにも。
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